ゆーちゃんぶろぐ。

少しずつ、少しずつ、なりたい自分になるために。- lento pero seguro-

人間の生は【帰還】である。読書ラリー⓵

   類は友をよぶ、という言葉があるが僕の周りには海外志向の強い友達が多い。その中で「日本が大の大好き。世界で一番、食べ物が美味しいし、どこも綺麗だし、安全。そして何より日本語がどこでも通じるもん」そう語ってくれた友達がいた。

 

   僕は日本で生まれ、日本で育ってきた。でもそれって自分が好きで選んだわけでもない。昔はアメリカでもし生まれていたら、英語もペラペラやし、海外風のイケメンになってたんちゃうかな? って妄想していたくらいだ(文字にするとなんか恥ずかしい)

でもさ、やっぱり海外に出てみると(今は丸々一年母国に帰ってないが、ブログもNYで執筆中)日本食が恋しくなったり、アーーーお風呂久々に入りてえええって思うものだ。

 

   僕自身、日本人というだけでたくさん得して生きてきた。日本人というだけで、珍しがられて、ほらほらお菓子食べやーって言われたり、日本人というだけで僕にすごい興味を持ってくれたりと。日本人として生まれたからには、日本人で生まれてよかった。ありがとうございますと、肯定する作業が必要なのでないかと思う。誰しもが 日本で生まれる!と、赤子になる前から計画を立ててはいないと思う。(おったらコメントしてください。計画達人の称号を贈ります)僕が言いたいことは、誰しもが日本人になりたくてなっているわけではなくて、それはただ自分とは無関係な力によって与えられるものである、ということだ。そして、大切なことはその「日本人」というかみさまから与えられた素晴らしいものをもう一度自分の意思によって享受するということだ。

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人間の生は「帰還」である。自らの根源より出でて、自らの根源を探し、最終的にはそこへ「戻って」いくことが、人間の「生」である。それは異空間・異時間のなかに行き、異質の日常性に出会うことによって、自らの日常性を、多くの選択肢のなかの「一つ」として自覚すると同時に、その上で、かつては自らの意思によってではなく、偶然によって選択された当の選択肢を、改めて自らの意思によって選び直す、という作業でもある。それが自己への回帰ということの一つの意味だろう。 

「旅のラゴス」/ 筒井康隆 解説より引用。

 

   

   うまく考えていることを伝える難しさを感じます。

 さてほな恒例の謎かけやります。ででん、お題は「NY」

世界の中心 とかけまして、海外にいる日本人が帰ったらすぐしたいこと と解きます。

 

 

 

 

その心はどちらも NEW YORK(入浴)でしょう。 ほなまたね Yuji